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メッシがハットでシーズン68得点、ミュラー氏の持つ欧州記録を39年ぶりに更新

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 リーガ・エスパニョーラは2日、延期されていた第20節の2日目を行い、2位バルセロナはホームで4位マラガと対戦した。負ければ、その時点でレアル・マドリーの優勝が決まる試合。崖っ縁の一戦でFWメッシがPK2発を含むハットトリックを達成し、4-1で快勝した。メッシはリーガの1シーズン最多得点記録を46に更新すると、今季公式戦での総得点を68とし、1972-73シーズンにゲルト・ミュラー氏(当時バイエルン)が記録した欧州1部リーグでの1シーズン最多得点記録である67ゴールを塗り替えた。

 バルセロナは前半13分、メッシのスルーパスから右サイドを抜け出したMFイニエスタの折り返しにDFプジョルが合わせ、先制点。マラガも同26分にFWロンドンのダイビングヘッドで同点に追いついたが、ここからはメッシの独壇場だった。

 前半35分、イニエスタの獲得したPKを蹴り込み、2-1と勝ち越すと、後半13分には自らPKを獲得。これもゴール右に決め、3-1と突き放した。さらに同19分、イニエスタの絶妙なスルーパスに抜け出し、ボールを浮かして前に出てきたGKを鮮やかにかわす。無人のゴールに流し込み、今季7度目のハットトリックを達成した。

 メッシはリーガで今季46得点とし、リーガの1シーズン最多得点記録を更新中。準決勝で敗退した欧州CLでも14ゴールを挙げ、1大会最多得点記録を更新した。さらにコパ・デル・レイで2得点、スペインスーパーカップで3得点、UEFAスーパーカップで1得点、クラブW杯で2得点を決めており、今季公式戦合計で68得点。ミュラー氏の持つ欧州1部リーグでの1シーズン最多得点記録を39シーズンぶりに塗り替えた。

 グアルディオラ監督が今季限りでの退任を発表してから2連勝を飾ったバルセロナ。このあと行われる試合でレアルがビルバオに勝てば、レアルの優勝が決まるが、自分たちのやることは変わらない。リーガ残り2試合を連勝し、25日のコパ・デル・レイ決勝も制してグアルディオラ監督の花道をつくる。その中でメッシがどこまでシーズン記録を伸ばしていくかにも注目だ。


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