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徳島が10戦ぶり白星、松本は5戦ぶりの失点で零封負け

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[5.3 J2第12節 徳島1-0松本 鳴門大塚]

 ここ9戦勝ちのない(2分7敗)徳島ヴォルティスはホームで松本山雅FCと対戦し、1-0で勝利した。ここ4戦無失点の松本相手にセットプレーからMFエリゼウがゴールを奪うと、そのまま逃げ切った。一方の松本は5戦ぶりの黒星を喫した。

 終始、チャンスを作り続けた松本だったが1点が遠かった。FW船山貴之とFW塩沢勝吾が幾度も決定機を迎えるが決めきれない。0-0で迎えた後半には敵陣中央でボールを奪った船山が塩沢へパス。船山がつぶれ役となり、最後は塩沢がシュートを狙うがクロスバー上へ外れた。その後もMF鐡戸裕史が左クロス。走り込んだ塩沢がヘディングシュートを狙うも、ポスト右へ外れた。

 すると後半26分、右CKを獲得した徳島はここで選手交代。FWジオゴに代えて、FW徳重隆明をピッチへ送る。出場直後の徳重が蹴り込んだ右CKにエリゼウが合わせてヘディングシュート。「練習通りだった。そのチャンスがゲームでくれば、決められる準備はしている」と胸を張ったエリゼウのゴールで徳島が先制に成功した。CK直前に選手交代を行い、出場した選手がキッカーを務めてアシストの活躍。小林伸二監督は「普通はあの場面で選手交代はしないが、(あえて)代えたことがハマったのは勝因の一つ」と試合を振り返った。

 セットプレーからの1点を守り切った徳島が逃げ切り勝利。最後まで猛攻をみせた松本だったが塩沢のシュートは枠を外れていった。1-0で試合は終了。徳島の小林監督は「前節までの試合も悪くないなかで失点して負けていた。きょうは自分たちで先制点を取ったのが大きかった」と勝因を分析していた。

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