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レアルが4季ぶりリーガ優勝、モウリーニョ監督は史上初の欧州3大リーグ制覇

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 レアルが4シーズンぶりに戴冠!! リーガ・エスパニョーラは2日、延期されていた第20節の2日目を行い、首位レアル・マドリーは敵地で7位ビルバオと対戦した。試合前にバルセロナがマラガに勝っていたため、今節での優勝決定の条件は勝利のみだったが、敵地での決戦に3-0で快勝。5連勝で21戦負けなし(18勝3分)とし、勝ち点を94に伸ばすと、残り2試合で2位バルセロナとの勝ち点差7をキープし、4シーズンぶり32回目のリーガ制覇を達成した。

 試合は思わぬ立ち上がりとなった。前半12分のPKのチャンス。FWクリスティアーノ・ロナウドが正面に蹴ったボールをGKイライソスが足でセーブし、絶好の先制機を逃してしまう。それでも直後の前半16分、C・ロナウドのパスをMFエジルがワンタッチで落とし、FWイグアインがPA外から右足ミドルをゴール右上に叩き込んだ。

 さらに前半20分、MFシャビ・アロンソが右サイドに展開し、C・ロナウドがゴール前にグラウンダーのクロス。これをファーサイドに走り込んだエジルが左足で流し込み、2-0と突き放した。後半5分にはシャビ・アロンソの左CKをC・ロナウドが頭で叩き込み、ダメ押しの3点目。今季46得点としたFWメッシ(バルセロナ)に2点差に迫るC・ロナウドの今季44点目で試合を決定づけた。

 後半27分にはビルバオDFハビ・マルティネスが2枚目の警告で退場し、数的優位に立ったレアル。危なげなく試合を進め、3-0の快勝を飾った。3シーズン連続で2位に甘んじ、バルセロナに明け渡してきたリーガタイトルを奪還。コパ・デル・レイは準々決勝で姿を消し、欧州CLもベスト4で敗退したが、4シーズンぶりのリーグ制覇を成し遂げ、昨季のコパ・デル・レイに続く2シーズン連続のタイトル獲得となった。

 就任2シーズン目でリーガ制覇を成し遂げたジョゼ・モウリーニョ監督はポルト(ポルトガル)、チェルシー(イングランド)、インテル(イタリア)に続いて4か国目のリーグ制覇となった。監督として欧州4か国で1部リーグを制したのは、ユベントス、インテル(ともにイタリア)、バイエルン(ドイツ)、ベンフィカ(ポルトガル)、ザルツブルク(オーストリア)でリーグ優勝を果たしたジョバンニ・トラパットーニ現アイルランド代表監督以来、2人目。プレミアリーグ、セリエA、リーガ・エスパニョーラの欧州3大リーグで優勝した史上初めての監督となった。


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