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デンマークが最終節でミラクル!! ロシアに4-1快勝で逆転GL突破

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デンマークが4-1で快勝

[6.21 EURO B組第3節 ロシア1-4デンマーク コペンハーゲン]

 欧州選手権(EURO2020)のグループB第3節が21日に行われた。4位デンマーク代表は自国の首都コペンハーゲンで2位ロシア代表と対戦し、4-1で快勝を飾った。今大会初白星を挙げ、2位でのグループリーグ突破が決定。26日の決勝トーナメント1回戦ではウェールズ代表と対決する。敗れたロシアは4位で敗退となった。

 前節終了時点でロシアは1勝1敗(勝ち点3)の2位につけ、デンマークは2戦2敗(勝ち点0)の4位。引き分け以下では敗退となるデンマークが序盤からボールを握る中、ロシアはカウンターからチャンスを見出す。前半18分、速攻からMFアレクサンドル・ゴロビン(モナコ)がドリブルで中央突破し、PA内中央から右足でシュートを放つも、GKカスパー・シュマイケル(レスター・シティ)にブロックされた。

 一方、攻めあぐねていたデンマークは前半29分にMFピエール・エミール・ホイビュア(トッテナム)が相手陣内の中央から右足で惜しいシュートを放つと、ここから攻撃のリズムをつかむ。同38分にはホイビュアが右から中央へ速いパスを通し、バイタルエリアで受けたMFミッケル・ダムスゴーア(サンプドリア)が右足でミドルシュート。鋭く落ちるボールがゴール右に突き刺さり、先制点を奪った。

 データサイト『オプタ』によると、ダムスゴーアは20歳353日で主要大会におけるデンマークの最年少得点者になったという。

 さらにデンマークは後半14分、ロシアMFロマン・ゾブニン(スパルタク・モスクワ)のバックパスを狙っていたFWユスフ・ポウルセン(ライプツィヒ)がPA内中央から左足で流し込み、2-0とした。

 しかし、後半23分にDFヤニク・ベスターゴーア(サウサンプトン)が自陣PA内でFWアレクサンドル・ソボレフ(スパルタク・モスクワ)を倒し、ロシアにPKを献上する。同25分、FWアルテム・ジューバ(ゼニト)に右足でゴール中央に蹴り込まれ、1点差に詰め寄られた。

 それでも後半34分、波状攻撃からPA手前右のDFアンドレアス・クリステンセン(チェルシー)が右足を振り抜き、ゴール左に強烈なシュートを叩き込む。同37分にはカウンターからDFヨアキム・メーレ(アタランタ)が持ち運び、右足でゴール左に決めて4-1。離脱したMFクリスティアン・エリクセン(インテル)の思いに応えたデンマークが最終節で順位を逆転させ、決勝トーナメント進出を果たした。

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