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ハンガリー代表監督、C・ロナウドに「偉大な王者だが人を不快にさせることがある」

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ハンガリー代表指揮官のマルコ・ロッシが、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、EURO(ユーロ)2020を振り返った。

ロッシが率いるハンガリーは、グループFでポルトガル、フランスそしてドイツと強豪3か国と激突。ポルトガルには0-3と敗れたが、フランスとは1-1で引き分け、2-2で終わったドイツとの第3戦では2度にわたってリードするなど、健闘を見せた。

最終的に0勝1敗2分の成績により最下位で敗退したハンガリーのイタリア人指揮官は、「今晩は15分しか眠れなかった。不思議な感覚だ。ドイツとの引き分けで、『チームは素晴らしかったが残念』という気持ちを抱くようになるなど、考えもしなかったよ」と振り返った。

ロッシはイタリアの下部リーグで指揮を執ったのち、ハンガリーやスロヴァキアのクラブチーム指揮官を経て、2018年にハンガリー代表監督に就任。母国イタリアではほぼ無名の存在だったが、今大会で知名度が一挙に広まった。しかし56歳の指揮官は、「夏祭りの花火のように一瞬だろうが、それでも十分だ。リベンジとかイタリア復帰といったことには興味がない。ハンガリーサッカー界で足跡を残せたことを嬉しく思っている」と話した。

続いてハンガリー代表指揮官は、初戦でPKを含むドッピエッタ(1試合2得点)を記録したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに言及。ブダペストのサポーターから抗議の口笛が向けられたことについて、自身の見解を示した。

「ロナウドは非常に偉大な王者だ。しかし、人を不愉快にさせることが時折あるように思う。我々相手にPKを決めた後、まるで決勝戦でゴールしたかのように歓喜していたからね。ファンはこういった振る舞いに気づくんだよ」

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