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UEFA、EURO2024参加国に陸路移動を要請か「模範を示すチャンス」

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 欧州サッカー連盟(UEFA)は来年夏にドイツで行われるEURO2024(欧州選手権)において、各参加国に飛行機ではなく電車やバスなどを使った移動を要請するようだ。イギリス『BBC』が伝えている。

 UEFAは今月17日、EURO2024の「環境、社会、ガバナンス戦略」を発表。この大会では「スポーツイベントの持続可能性の基準となり、ドイツとヨーロッパ社会の持続可能な発展の原動力となることを目指している」と表明した。

 そうした中、UEFAは温室効果ガスを多く生み出す航空便の使用を問題視している様子。グループリーグの試合は各チームが北部、西部、南部のいずれかの地域内でのみ行われるようにスケジュールを組み、陸路での移動を促していく方針を固めたようだ。

 UEFAで社会・環境・持続可能性部門の担当ディレクターはを務めるミケーレ・ウバ氏は「EUROは世界で3番目に大きなスポーツイベントであり、世界中の何十億人ものファンが注目を向けている。サッカーへの情熱を広げ、人々を団結させ、文化の壁を取り払う。社会的、環境的な持続可能性に関するアクションを加速させる必要があるというサッカー界への社会的期待が高まっている中、われわれは最高の持続可能性基準をこの大会で実行することで、模範を示すチャンスとなる」とした上で、今回発表された戦略について「的を絞った投資と施策を通じ、国連のSDGs(持続可能な開発目標)に完全に合致する形で、大会のレガシーに貢献する基盤を築いた」と手応えを述べている。

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