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Fリーグ・浜松の新監督はルシアーノ氏

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 Fリーグのアグレミーナ浜松は、13日のバルドラール浦安戦後の中断期間で新監督を迎える。その監督が、かつて浜松の前身である田原FCでもプレーしたルシアーノ氏であることが、明らかになった。クラブの関係者によると、すでに本人との契約は合意に達しており、まもなく正式に発表される見通しだ。

 現役時代のルシアーノは、ピヴォ、アラ、フィクソとすべてのポジションをこなす万能選手だったというが、特にピヴォとしてのプレーを得意としていた。日本では、田原FC、スエルテ・バンフなど東海の強豪クラブでプレーし、ブラジルに帰国後もプロ・フットサル選手として活躍した。

 2010年に現役引退後は指導者に転身。ブラジル・パラナ州のサン・ルーカスというクラブを2年に渡って率いていた。その1年目は、パラナ州のトーナメントで決勝まで勝ち進んだが、カスカヴェウに敗れて、惜しくも準優勝に終わっている。個人に頼るチームではなく、組織として戦えるチームづくりが得意で、特に守備面での指導力はブラジルでも高く評価されているという。他のFリーグクラブと比べて、個々の能力では劣る浜松にとっては、最適な人物といえそうだ。

 W杯による中断期間中から指揮を執るルシアーノ監督の初陣は、第18節・アウェーでの北海道戦(11/23)になる見込みだ。

(取材・文 河合拓)

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