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[選手権]14年ぶり快挙なるか、星稜守備陣が無失点Vに意欲

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 14年ぶりの無失点Vで初優勝に花を添える。2回戦から登場した星稜(石川)はここまで4試合連続の無失点。3回戦の玉野光南戦、準々決勝の修徳戦はいずれも0-0からPK戦を制し、勝ち上がってきた。河崎護監督も「この大会に入って守備陣が健闘している。FW、MFが前から追いかけるのも含めて、守備がチームとして成り立ってきた」と堅守に自信を深めている。

 修徳戦では3本連続のPKセーブを見せた守護神のGK近藤大河(3年)は「大会が始まる前から『無失点で勝つぞ』と言ってきた。ここまで来たら無失点で優勝したい」と意気込む。最終ラインを統率するDF寺田弓人(3年)も「攻撃陣が前から追いかけてくれるので、狙いを絞りやすい。守備のまとまりがあるのはチームの強み」と、富山一(富山)との決勝でも鉄壁の守りを見せるつもりだ。

 全国選手権が首都圏開催となった76年度大会以降、無失点で優勝したのは77年度の帝京(東京)、86年度の東海大一(静岡)、99年度の市立船橋(千葉)の3チームだけ。14年ぶりとなる快挙へ、星稜守備陣は集中力を研ぎ澄まして国立決戦に臨む。

(取材・文 西山紘平)

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