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次こそは全国の舞台で…2発の松本国際MF務台廉「決勝でも再現したい」

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松本国際高MF務台廉(3年=右)

[10.26 選手権長野県予選準決勝 松本国際高5-0長野日大高 サンアル]

 夏に全国の舞台を経験した。しかし、チームは初戦で敗退し、自身は先発を外れた。あの日の悔しさは忘れない。松本国際高MF務台廉(3年)は、再び全国の舞台に立つことを待ちわびている。

 前半7分にMF原田夢人(3年)の得点で先制した松本国際の2点目を叩き込んだのが務台だった。同19分、右サイドからMF江原尚(3年)が送ったクロスに「そのまま自分もゴールという勢いで飛び込めた」と滑り込んでチーム2点目をゲット。さらに同アディショナルタイムにDF小山成格(3年)が加点して迎えた後半2分には、右足のシュートをねじ込んで、自身2点目を記録した。

 大舞台での2得点に「最高です」と満面の笑み。「決め切るところは自分の課題だったので、こういうところで決められて自信になる。これを決勝でも再現したい」と早くも1週間後に控える上田西高との決勝戦に闘志を燃やした。

 今夏、チームは高校総体に出場したが、1回戦で高知に2-3で敗れた。「全国に行く前の県予選決勝では先発で出ていて点も決めていた」務台は、総体初戦はベンチスタート。後半開始から出場機会を得たものの、チームに勝利をもたらすことはできなかった。あの悔しさは忘れられない。

「次こそは全国の舞台でレギュラーで出たい」。その目標を達成するためには、長野県であと一つ勝たないとならない。「自分たちがやってきたことをしっかり出せるように準備して絶対に勝つ」と最高の準備をして大一番に臨む。

(取材・文 折戸岳彦)
●【特設】高校選手権2019

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