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地元開催インターハイで青森山田に0-8大敗…屈辱バネに全国に帰ってきた丸岡「全国は甘くないと感じました」

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丸岡高は初戦で姿を消す(写真協力『高校サッカー年鑑』)

 夏のリベンジに燃えていた丸岡高だが、初戦で姿を消した。

 丸岡は今夏、地元の福井県で開催されたインターハイに出場。初戦となった2回戦は瀬戸内を相手にPK戦で勝利したが、続く3回戦で優勝した青森山田と激突。0-8で大敗した。

 屈辱は全国大会で晴らすしかない。県決勝でも5得点を決める圧勝で再び全国にやってきた丸岡だったが、初戦と阪南大高を相手に序盤から攻め込まれてしまう。「立ち上がりに来るとは分かっていたが、あの勢いに選手が引いてしまった。それがすべてかなと思います」。小阪康弘監督は言葉を絞り出すように話した。

 特に警戒していたFW鈴木章斗(3年)を捕まえきれなかったことを反省。「映像を観ていてもあそこ(鈴木)に入ると、とは思っていたが、思った以上のところがあった。選手権に入る前の試合のところでも、ビッグチャンスを掴んで、そのあとの攻撃で決められることがあった。それを修正出来なかった僕の責任だと思っています」と肩を落とした。

 主将DF横山潤成(3年)も「阪南大高さんの攻撃に圧倒されてしまった。残念という思いが強いです」と涙ながらに答える。夏に青森山田に敗れてからはサイドの崩しやゴールへの執念を磨いてきたと明かすも、結果的にはノーゴール。シュートも相手に20本に対し、2本しか打つことが出来なかった。部員77人を束ねた主将は「全国は甘くないと感じました」と無念さを滲ませた。

(取材・文 児玉幸洋)

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