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[MOM4085]佐賀商FW古賀航太郎(2年)_「出たくてウズウズ」身長186cmの2年生FWが途中出場で大仕事

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by sfida]
[11.6 選手権佐賀県予選準決勝 佐賀東0-2佐賀商 鹿島市陸上競技場]

 ベンチにいたFW古賀航太郎(2年)に松尾智博監督が「出たい?」と声をかけると、「出たくてウズウズしています」と返ってきたという。「こいつはメンタリティーがいいなと思った」指揮官は、すぐに投入を決断。後半27分のことだった。

 すると後半33分から古賀は大仕事を連続してやってのける。まずはFW西村瑠維(3年)が果敢なドリブル突破から右足シュートを放つと、ゴール前にボールがこぼれる。これにいち早く反応した古賀がゴールネットを揺らして均衡を破る。

 さらに終了間際のアディショナルタイム4分には、カウンターから自らゴール前に持ち込むと、DFを外して左足で蹴り込む。これがダメ押し点になって、勝利を決定的にした。

「先制点の場面はこぼれたら絶対に押し込んでやろうという気持ちでゴールに近づいていきました。1点目を決めた後は、正直あまり記憶がありません(笑)。とにかく佐賀東から2得点を決められたことがデカい。今日の2点は特別です」

 高校2年生で186cmある長身ストライカー。子供のころから大きく、中学2年生の時にはすでに180cmほどはあったという。持ち味はもちろん長身を生かしたプレーで、ポストプレーやヘディングの技術を高めようと、日々の練習に取り組んでいる。

 2回戦の小城高戦でも2ゴールを記録しているように、自身でも好調を自覚している。「あとはやるだけ。今までの練習の成果を出して、勝ちたいなと思います」と気合を入れ直す2年生は、決勝でも出番が与えられることをウズウズしながら待っている。

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(取材・文 児玉幸洋)

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