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前回大会でブレイクの大津FW小林俊瑛、悲願の日本一誓う「笑顔で優勝旗を」

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大津高が誇る191cmの大型ストライカー小林俊瑛(3年)

 昨年度の準優勝校、第2シードに入った大津高(熊本)の初戦は、“サッカー王国”の代表校であり、プリンスリーグ東海で首位を走る浜松開誠館高(静岡)に決まった。

 主将として抽選会に参加したFW小林俊瑛(3年)は、2年生だった前回大会でも背番号9を背負って躍動。1回戦から決勝までの全5試合(準決勝は、関東一の出場辞退により試合中止)で先発、2ゴールを挙げて大会優秀選手に選出された。

 しかし、決勝では青森山田に0-4で敗戦。小林だけでなくチームのシュート数が「0」におさえられ、文字通りの完敗を喫した。今大会の目標が「優勝を目指す」(小林)のは、必然といえる。

 選手権終了後の2月には、U-17日本高校選抜、U-19日本代表候補にも名を連ねた小林。そして、3年生となってからは主将としてチームを牽引し、今夏の総体で優秀選手に選出、プレミアリーグWESTでは11ゴールを挙げている(第20節終了時)。

 全国区の選手であり、当然相手も警戒を寄せる。初戦で対戦する浜松開誠館のMF前田康尋主将は、大津で「注意したい」選手として小林の名を挙げた。小林には織り込み済みで、「自分たちに集中して、しっかり一戦一戦やるだけです」と、相手の警戒にも気負う様子はない。

 過去3度阻まれていた「選手権ベスト8」という壁を越えて、準決勝、決勝へと駒を進めた昨年度の大津。「笑顔で優勝旗を掲げられるようにがんばりたいです」。大会注目のストライカーは、新たな歴史をつくるつもりだ。


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