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コロナ禍、カタールW杯、新時代の第101回…東山DF新谷陸斗が選手権開会式で堂々の選手宣誓!!

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東山高(京都)のDF新谷陸斗主将(3年)

 第101回全国高校サッカー選手権は28日、国立競技場で開会式を行い、東山高(京都)のDF新谷陸斗主将(3年)が選手宣誓の大役を務め上げた。高校入学直前に始まったコロナ禍、激闘が繰り広げられたカタールW杯を振り返りながら、新時代の幕開けを告げる第101回大会を前に堂々と約4分間のスピーチを行った。

 選手宣誓全文は以下のとおり。

「わたしたち選手一同は、ここ国立競技場に集えたことにとても感激しています。高校入学当初から新型コロナ感染症が流行していました。思う存分サッカーができない日々が長く続き、何度も不安を抱きました。私のチームでは個人練習の日々が続きました。そうしてボールと向き合っている時、味方や相手選手をイメージしながら練習をしていることに気づきました。やはりサッカーは仲間みんなでするものだということを改めて感じることができました。

 ワクチン接種が進み、感染症対策が徹底されたことで感染状況は落ち着き、いま私たちは選手権という大きな舞台に立つことができています。これは大会関係者の方々をはじめ、私たちを支えてくださった人たちのおかげです。本当に感謝しています。ありがとうございます。

 先日カタールワールドカップが開催されました。日本代表は惜しくも目標のベスト8にはあと一歩届きませんでした。しかし、グループステージで強豪のドイツ、スペインを相手に歴史的勝利を収めてくれました。その勝利は私たちは新たな景色を見せてくれました。その姿は私たちだけでなく、世界中の多くの人々に夢や希望、感動を与えたと思います。

 次は私たちが勇気や感動を日本中に届けたいと思います。今年は第101回大会、高校サッカー新時代の幕開けとなる年です。101枚目のページに新たな歴史を刻み、これからの未来を切り拓くことをここに誓います。

令和4年12月28日、京都府代表、東山高校、サッカー部主将新谷陸斗」

(取材・文 竹内達也)
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