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[MOM4163]丸岡FW小関晴人(3年)_「選手権に出るために…」3度目の大舞台で注目FWが初得点

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見応えがあったFW小関晴人(右)とDF橋本拓実のバトル(写真協力=高校サッカー年鑑)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.29 選手権1回戦 丸岡高 1-1(PK6-5) 高知高 柏の葉]

 2年ぶりの選手権勝利へ、丸岡高(福井)に先制点をもたらしたのは、頼れるエースだった。

 前半22分、MF岡俊樹(3年)が自陣から前に大きく蹴ったボールを、高知DFが後ろ向きに処理をしてGKへのバックパスを試みる。それでもFW小関晴人(3年)はプレッシャーをかけると、パススピードが弱くなったところを相手GKより先にさわると、GKをかわして無人のゴールへ。高知DFがボールをかき出すも、先にゴールラインを割って先手をとった。

 ボールをおさめつつ、前を向けばドリブルでも突破を仕掛けられる。後半立ち上がりには、DFを背負いながらスローインのボールを処理すると、反転して左サイドをえぐり、FW中川優斗(3年)の決定機を創出した。

 小関は今夏のインターハイで、チームのベスト16入りに大きく貢献。初戦の日大藤沢高(神奈川)で1ゴール、準優勝した帝京高(東京1)から2ゴールと活躍し、丸岡で唯一大会優秀選手にも名を連ねた。当然、相手からの警戒も強まる。「小関には絶対にマークがくるから」と小阪康弘監督も予期していたが、当人は「強い相手に3点もとれたのは、自信につながっている」と頼もしさを感じさせる。

「選手権に対する気持ちは、インターハイのときよりも強い」と、3度目の選手権に気合十分だ。1年生のときはベンチメンバー入りしていたが出番はなし。2年生で10番を託された昨年度は、チームも無得点で大会を終えていた。「選手権に出るために丸高に入ってきたので、そこで点をとれるのはとてもうれしいです」。待望の選手権初得点を小関は喜んだ。

「自分が決めることでチームが勝てると思うので、自分が決めたいということだけじゃなくて、チームの勝利のために役割として点を取っていきたい」。万能型のストライカーは、チームの目標である「ベスト8」を見据えていた。
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(取材・文 奥山典幸)


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