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国見エース利根悠理は今大会2点目も敗戦…前回王者からのゴールを自信に、大学でも向上目指す

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国見高FW利根悠理(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.2 選手権3回戦 青森山田 1-1(PK4-2)国見 等々力]

 終盤の粘りがファインゴールに結びついた。0-1で迎えた後半27分、国見高FW利根悠理(3年)が同点ゴール。プレミアリーグの強豪・青森山田高から得点を奪い、「少しは通用するんだなとわかった」と手応えを語った。

 過去6度の優勝を誇る国見が前回優勝校・青森山田高と“新旧王者”対決に臨んだ。前半終了間際に失点を喫し、後半は追いかける展開。後半27分に一瞬の隙を突く。左サイドのスローインからDF和田夢叶(3年)が切り返してPA内にクロス。「和田選手は右利き。左のタイミングのときは隠れて、右足のときにしっかり入ろうと思った」(利根)。絶妙のタイミングで落下地点に顔を出し、左足で押し込んだ。

 自身の今大会2点目で試合を振り出しに戻した。だが、PK戦の末に敗戦。時間内に決め切れず「前で収めることができていたところもあった。だけど、全部が全部できたわけではない。狙ってつなげたり、胸トラップで収めることができれば、もう一個上のレベルに上がれる。そこは練習したい」と向上心をのぞかせる。卒業後は大阪体育大へ。「勝ち切らせるのがエース。終わってしまったけど大学でもサッカーをする」と悔しさを糧にするつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
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