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[MOM4523]大津DF吉本篤史(3年)_「狙っていた」予選3戦3発!「存分に楽しんで、全国制覇を」

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DF吉本篤史(3年)が3試合連続となるゴールを決めた

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.11 選手権熊本県予選決勝 大津2-1熊本商 水前寺]

 3戦連続ゴールは狙っていたという。大津高は前半24分、右サイドで蹴ったCKの流れからMF古川大地(3年)が入れ直すと、ファーサイドに詰めたDF吉本篤史(3年)が右足ダイレクトで蹴り込んだ。

「ファーに飛び込んだらボールが来るんじゃないかという意識でいました。3試合とも同じ形のゴール。3試合連続は狙っていました。あまり綺麗なゴールではないですけど、しっかりと枠に入れて得点出来てよかったです」

 守備陣としても最少失点で食い止めた。吉本のゴールで先制した大津だったが、その後は熊本商の猛攻を受けてしまう。後半10分に同点弾を許してからも、ゴール前に何度も運ばれてしまった。

 しかしプレミアリーグで難敵と渡り合ってきた守備陣は、最後の最後で崩れることはなかった。後半アディショナルタイムの劇的な決勝弾に繋がったこともあり、吉本も「ここは粘り強く耐えて、前線の選手に託すぞ、失点はしないぞと声を掛け合っていた。粘り強く、頑張りました」と誇らしげに話した。

 昨年、一昨年と2年連続して国立競技場で試合を行う準決勝以降に進んでいる大津だが、吉本はいずれも応援席で声を枯らしていたという。ただスタンドからでも特別な雰囲気は感じることは出来た。「そこに自分が立つチャンスができたので、存分に楽しんで、全国制覇を目指して頑張りたい」。熊本のブルー軍団が今年も冬の舞台に帰ってくる。

(取材・文 児玉幸洋)
●第102回全国高校サッカー選手権特集
児玉幸洋
Text by 児玉幸洋

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