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全国準Vを撃破した京都橘、全国制覇経験を持つ富山一と初戦激突…主将・西川桂太「熱いゲームをしたい」

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チームをけん引するFW西川桂太(3年/中央)

 府予選2連覇、昨年度は全国準優勝だった東山高を打ち破り、3年ぶりの選手権に乗り込む。第102回全国高校サッカー選手権の組み合わせ抽選会が20日に行われ、京都橘高(京都)は12月31日の2回戦で富山一高(富山)と対戦することが決まった。

 難関の京都府予選を勝ち抜いたが、予選決勝では東山と今年4度目の対戦となった。後半11分に先制されるが、同32分にMF久保翔大(3年)の得点で同点に追いつくと、39分にはMF松本海音(3年)が逆転ゴール。終盤に試合をひっくり返し、劇的な予選優勝を果たしていた。

 3年ぶりの選手権となった。主将のFW西川桂太(3年)はオンラインでの代表インタビューで、チームの特長を語る。「チームのベースは人の心を動かすサッカーなので、観ている人の心を動かしたい」と強調した。対戦する富山一との対戦に向け、西川は「対戦したことがないので非常に楽しみ。熱いゲームをしたい」と意欲を燃やしていた。

 目標はただひとつ、全国の頂点だ。「目標である全国優勝に向けて、日々積み重ねをして成長していきたい」。残る1か月の時間を使い、さらに高みを目指していく。

 対するは、県予選9連覇の富山一だ。今回で34回目となる全国では2013年大会で全国制覇。再びの頂点を虎視眈々と狙っている。主将・MF多賀滉人(3年)は「堅い守備と粘り強さが今年のトミイチの売り」と胸を張る。京都橘との対戦には「伝統のある名門校と対戦できるので楽しみ」と自信ものぞかせた。

 2度目の優勝まで5回の勝利が必要となる。先を見据えつつ、まずは初戦・京都橘戦を制す。多賀は「一戦必勝で全国優勝を目指してがんばります」と力を込めた。
●第102回全国高校サッカー選手権特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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