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創部100周年の北海が19大会ぶり全国勝利! 大手前高松とのPK戦を制して2回戦へ

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(写真協力=『高校サッカー年鑑』)

[12.29 選手権1回戦 北海 1-1(PK6-5) 大手前高松 オリプリ]

 第102回全国高校サッカー選手権1回戦が29日に各地で行われた。ゼットエーオリプリスタジアムの第2試合では、北海高(北海道)と大手前高松高(香川)が対戦。1-1で突入したPK戦を北海が6-5で制し、創部100周年で19大会ぶりの全国勝利を手にした。2回戦は31日に開催され、同会場で名古屋高(愛知)と対決する。

 3年連続の選手権出場となる北海と、3年ぶりに本大会に乗り込んだ大手前高松が顔を合わせた一戦。立ち上がりこそ北海の攻撃を受けた大手前高松だったが、前半10分に先手を取った。

 左サイドのMF増田凌(3年)がドリブルでペナルティエリア左に持ち込み、マイナスに折り返す。ゴール前のMF大谷海聖(2年)はうまく合わせられなかったものの、こぼれ球にFW山村音喜(3年)が反応。左足で豪快に押し込み、先制点を挙げた。

 追いかける北海はロングスローやプレースキックでチャンスを作ると、前半25分にMF西脇雄太(3年)の右CKからファーのDF武笠健次郎(3年)がヘディングシュート。しかし、左外のサイドネットに当たり、同点には至らない。

 そのまま1点ビハインドで前半を終えた北海だったが、後半5分にロングスローの流れからペナルティエリア右のFW野村光希(3年)が山村に倒され、PKを獲得する。同6分、キッカーの野村が右足で思い切りよく蹴り込み、1-1の同点とした。

 その後、大手前高松のMF西田伊織(2年)が惜しいミドルシュートを放てば、北海もカウンターやロングスローでゴールに迫るなど、両チームの激しい攻防が続く。

 後半24分には北海のDF栗塚優丞(3年)が左サイドから中央へ持ち出し、右足でクロスを供給。FW田中準人(3年)が頭で合わせるも、GK浦宮颯太(3年)がビッグセーブを見せてゴールを許さない。

 しかしスコアは動かず、勝負の行方はPK戦に委ねられる。6人目までもつれ、全員が成功した先攻・北海に対して後攻・大手前高松は1人が失敗。PK戦を制した北海が2回戦進出を決めた。

(取材・文 阿部哲也)

●第102回全国高校サッカー選手権特集

ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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