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最後に立ちはだかるのは青森山田…近江GK山崎「ラスボスをぶっ倒して日本一になりたい」

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近江GK山崎晃輝(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.6 選手権準決勝 近江 3-1 堀越 国立]

 あと一歩のところで完封勝利を逃した。近江高(滋賀)は3-0の後半アディショナルタイムにペナルティーエリア内で相手選手をGK山崎晃輝(2年)が倒してしまい、PKを献上。これを決められ、最後の最後に1失点した。

 今大会初の無失点はならなかったが、怒涛の快進撃で初の決勝進出。今夏の全国高校総体(インターハイ)4強の日大藤沢、同じくインターハイ王者の明秀日立、さらには選手権前回大会ベスト4の神村学園と、難敵を次々と打ち破ってきた。そして、日本一を決める最後の試合の相手が青森山田(青森)だ。

「1試合1試合戦ってきた中で最後の最後が青森山田」。2回戦の日大藤沢戦(1-1、PK4-3)、3回戦の明秀日立戦(1-1、PK4-2)と2試合連続でPK戦勝利の立役者となった山崎はそう決勝戦を見据える。

「リスペクトし過ぎずに、ラスボスだと思っているので、ぶっ倒して日本一になりたい」。直近5大会で4度決勝に進出し、今季は高円宮杯プレミアリーグファイナルも制した高校年代日本一の青森山田に対し、「サッカーが一番面白いのは自分たちより強いチームを倒すこと。勝ちたいですね」と臆することなく立ち向かう。

(取材・文 西山紘平)

●第102回全国高校サッカー選手権特集
西山紘平
Text by 西山紘平

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