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[MOM839]静岡産業大FW服部功汰(4年)_昨年はリーグ0得点…飛躍を遂げた東海MVPが全国初戦でも実力発揮

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.8 インカレ1回戦 静岡産業大3-1鹿屋体育大 第一カッターフィールド]

 試合開始直後から相手に圧力をかけることをテーマに試合に臨んでいた静岡産業大は、1点を先制して迎えた前半16分、ハーフウェーライン付近でボールをカットしたFW服部功汰(4年=多摩大目黒高)がドリブルで独走。カバーに入ったDFを外すと、右足で豪快にゴールネットを揺らした。

 服部はFW内山田太輝(4年=佐賀商高)が決めた先制点の場面でも絶妙な浮き球パスでゴールを演出。「日ごろから最初の段階で前から圧力をかけることを意識しています。リーグ戦ではなかなか決められないこともあったけど、今日は決めきるところで決めきれたので、そこが勝因だったと思います」と充実の汗を拭った。

 昨年はリーグ戦でほとんどの試合に絡んだが、まさかの無得点に終わっていた。「凄く悔しくて。だから今シーズン初めから自分がチームを救える存在になることを意識してきました」。最終学年を迎えるにあたり、責任感を強くした服部は、得点を量産。得点数はリーグ3位の10得点、さらに7アシストでアシスト王を獲得する活躍で、堂々東海リーグの最優秀選手に輝いた。

 初戦から東海MVPの実力を見せつけることになったが、東海王者としては、関東や関西の強豪を相手にどこまで出来るか。そこが今大会で一番楽しみにしているところだ。「どこのチームも自分たちより弱いところはないと思っている。常にチャレンジャー精神を持って、自分たちのスタイルを貫き通して、戦っていきたいなと思います」。11日の2回戦で、静岡産業大は関西リーグを連覇した関西学院大と対戦する。

(取材・文 児玉幸洋)
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