[7.29 ロンドン五輪D組 日本1-0モロッコ ニューカッスル]

　男子五輪代表が3大会ぶりのベスト8進出!!　U-23日本代表は29日、ロンドン五輪グループリーグ第2戦でU-23モロッコ代表と対戦。後半39分にFW永井謙佑が決勝点を決め、1-0で競り勝った。26日のスペイン戦(1-0)に続く2連勝で勝ち点を6に伸ばした日本はD組2位以内が確定。00年のシドニー五輪以来、3大会ぶりのグループリーグ突破を決めた。

以下、試合後の関塚監督会見要旨

●関塚隆監督
―グループリーグ突破が決まったが?
「この試合でグループリーグを突破できたことは非常にうれしく思っている。強豪国が集まった大会で、一つの通過点として価値があること。今日(グループリーグ突破を)決められたことには満足している。選手を称えたいと思うし、多くのサポーターがニューカッスルに駆けつけてくれて、最後まで後押ししてくれたことにも感謝したい」

―守備面の評価は?
「一戦目のような入り方はできなかったが、落ち着いて相手を見ながら試合に入れたかなと思う。モロッコも一人ひとりの技術や、組織としてのボールの動かし方など、強いチームだと思う。慣れるまでに時間がかかった。称えたいのは、守備陣が90分間辛抱強く、粘り強くディフェンスをしてくれたこと」

―1戦目もタフな試合だったが、この試合に臨むにあたって選手に話したことは?
「初戦と同じように自分たちがやってきたことを出そうと。疲労とかではなく、今日の試合が大事だと。みんなでやり切ろうと話した」

―試合中に永井と大津がポジションを変えたのは指示か?
「大津と永井の関係は試合の中でうまく自分たちでやっていいと話していた。うまく変わったなと思う」

―酒井宏樹のケガで先発した酒井高徳については?
「前半はちょっと硬かったけど、後半は彼本来の動きも出てきた。ドイツでプレーしている力強さと経験を生かし、急に出た中でよくやってくれた。(SBには)徳永を含めて質の高い3人がいるのを心強く思っている」

―グループリーグ突破を決めたことで3戦目の戦い方は変わるか?
「1位通過を目指します」

(取材・文　西山紘平)

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