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U-23日本代表vsホンジュラス 試合後の関塚監督会見要旨

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[8.1 ロンドン五輪D組 日本0-0ホンジュラス コベントリー]

 U-23日本代表は1日、ロンドン五輪グループリーグ最終戦でU-23ホンジュラス代表と対戦し、0-0で引き分けた。2連勝で3大会ぶりのグループリーグ突破を決めている日本は先発5人を入れ替え、引き分け以上で首位通過が決まる一戦に臨んだ。3連勝はならなかったが、守備陣は3試合連続の無失点。スコアレスドローで勝ち点1を上積みし、2勝1分の勝ち点7で首位突破を決めた。

関塚隆監督
「とにかく今日の試合はグループリーグを1位で突破する。そこが大きな目的だった。選手はよく集中して戦ってくれた。多くの日本のサポーターも声も聞こえて心強かった」

―先発を5人入れ替えたが、チームの底上げは?
「全体の試合出場時間が長い選手の疲労度が第1点。2点目は今大会、(初戦の会場だった)グラスゴーに入ってからは18人で動いている。練習だけではどれだけのパフォーマンスを出せるか分からない。ユーティリティーさを含めて、試合の中でどれだけできるか。今日出た選手たちはエネルギーが余っていたし、やってやろうという気持ちで練習してきていたので、そういう決断をした」

―準々決勝で対戦するエジプトにはトゥーロンで負けているが?
「あの大会で3戦目でやられたので、これからまたしっかり準備をしたい。決勝トーナメントは一発勝負。自信を持って戦えるように、チーム一丸となってやっていきたい」

―後半のリスクマネジメントは選手の判断か、監督の指示か? また控え組の評価は?
「最後の方は『CBもCKで上がらなくていい』と指示は出した。(控え組については)彼らのゲームコンディションは整ったのではないかと考えている。山村と村松は本来のポジションと違ったが、しっかり戦ってくれた。オプションも持ちながらの18人の編成。選手が一人ひとり理解してやってくれた。昨日、このメンバーを考えて、少し練習した形で先発させた。最初は整わなかったかもしれないが、時間とともにチームとしての機能もよくなってきた。個々の適応能力がこういう大会では大事。一人ひとりが能力の高さを見せてくれた」

―この3試合で最も成長したところは? 残り最大3試合に向けての課題は?
「短期間でチームが一つの目標に向かって一体感を持って戦っている。それが試合ごとに高まっているし、初戦のスペイン戦で素晴らしい戦いができた。あれだけの緊張感と運動量で、その後どうなるかと思っていたが、大人というか90分の使い方がこの3試合で成長した。チームとして、個人として、やり抜くことができている。決勝トーナメントは一発勝負。一人ひとりが、チームとしても準備して戦う。そこが課題というより、一番やっていかないといけないところ」

(取材・文 西山紘平)

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