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得点王・佐藤寿人は今回も招集されず…ザック「活躍は認識している」

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 日本サッカー協会は30日、9月6日のキリンチャレンジ杯・UAE戦(東北電ス)、同11日のW杯アジア最終予選・イラク戦に臨む日本代表メンバー23人を発表した。FWではFW宮市亮(ウィガン)が外れ、FW原口元気(浦和)が復帰した一方、J1リーグで得点ランキングトップを独走するFW佐藤寿人(広島)は今回も招集されなかった。

 佐藤は今季、23節終了時点で17ゴールを量産。得点ランキングで2位に付ける日本代表FW前田遼一(磐田)の12得点を大きく引き離し、首位を独走している。記者会見で佐藤を招集しない理由を聞かれたアルベルト・ザッケローニ監督は「佐藤選手のプレーはいつもよく見ている。常にいいプレーをしている」と評価しながらも、メンバーの継続性を重視したことを明らかにした。

「チームとしてこれまでやってきたメンバーを大きく変えたくなかった。少しのズレでチーム全体のプレースピードが落ちることもある。そのため、現行路線で大きく変えないという決断を下した」

 岡田武史前監督時代の10年2月に行われた東アジア選手権を最後にA代表から遠ざかっている佐藤はザッケローニ監督就任後、一度もA代表に招集されていない。「いいプレーを見せているし、活躍していることは認識している」と言う指揮官が30歳という円熟期に入ったJリーグ得点王をフル代表に招集する日は来るだろうか。

(取材・文 西山紘平)

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