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J2時代に代表初ゴールを決めた思い出の新潟でマンU香川がゴールを狙う

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 ベネズエラ戦の二の舞は演じない。FW香川真司(マンチェスター・U)が“仮想イラク戦”となる親善試合UAE戦に向けて「メンタル的なところが大事になる」と気を引き締めた。

 8月15日に行われた親善試合ベネズエラ戦。日本は前半15分、ペナルティーエリア内からの駒野友一のパスに遠藤保仁が右足ダイレクトで合わせて先制点を奪ったものの、その後のチャンスで追加点を奪えず、後半17分に同点に追いつかれてしまった。

 ピリッとしない内容で1-1のドロー。マンUの一員として初めて代表戦でプレーした香川は「90分間通して親善試合の雰囲気になってしまった」と反省を口にした。
 
「先月の試合は試合の雰囲気が親善試合になってしまった。もう一回気持ちを引き締めてW杯予選に行かないといけない。UAEはうまい選手がいるので、この暑さの中でもしっかりといかないときつい。あしたはメンタル的なところが大事な試合になる」

 具体的なイメージについては、トップ下の本田圭佑と試合の中でコミュニケーションを取りつつ、ポジションチェンジを織り交ぜながら攻めていこうという思いがある。UAEもイラクも引いて守ってくることが想定されるだけに、「(相手の)ボランチのあたりでポジションチェンジしても相手は怖くない。ボランチとセンターバックの間でポジションチェンジできればいいのかな」というイメージがある。

 ベネズエラ戦では3度あったシュートチャンスを決めきれずに無得点に終わり、「決めないと意味がない」と唇を噛んだ香川にとって、新潟でのUAE戦は代表初ゴールを決めた08年10月9日以来2度目だ。当時はまだ19歳で、J2でプレーしていたが、あれから4年、今度は世界最高峰クラブのマンUでレギュラーを取っての参戦。結果を求める男はメンタルを引き締めてゴールを狙う。

(取材・文 矢内由美子)

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