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[U-17女子W杯]リトルなでしこは連勝で首位キープ、準々決勝へ大きく前進

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[9.26 U-17女子W杯C組 日本3-0ニュージーランド]

 アゼルバイジャンで開催されているU-17女子W杯は26日、グループリーグ第2戦を行った。U-17日本女子代表(リトルなでしこ)はU-17ニュージーランド代表と対戦し、途中出場のMF長谷川唯(日テレ・メニーナ)の2得点などで3-0で快勝した。ブラジル戦(5-0)に続いて2連勝を飾った日本はC組首位をキープ。30日のメキシコ戦で引き分け以上なら準々決勝進出が決まる。

 23日の第1戦で南米王者のU-17ブラジル女子代表を5-0で一蹴したリトルなでしこ。この日も立ち上がりからゲームを支配し、たびたびチャンスをつくるもゴールが遠い。0-0のまま前半を折り返すと、吉田弘監督は後半開始からMF伊藤美紀(常盤木学園高)に代えて長谷川を投入。この交代策がズバリ的中した。

「0-0だったので、『点を取ってこい』と伝えた」。吉田監督の指示に見事に応えた。後半15分、波状攻撃からこぼれたボールを長谷川が右足一閃。強烈なシュートはGKの手を弾いてゴールネットを揺らし、待望の先制点を奪った。

 さらに後半33分にも長谷川がドリブルで仕掛け、PA手前からミドルシュート。GKの頭上を越す豪快なひと振りで2-0とリードを広げた。「長谷川が入って攻撃のリズムが変わった。その中で点を取ってくれたのでよかった」。指揮官も手放しで称賛した長谷川の2得点で試合を決定づけた。

 後半ロスタイムにはMF隅田凜(日テレ・ベレーザ)がPA内で倒され、PKを獲得。これを隅田自ら落ち着いてゴール左に決め、ダメを押した。試合はそのまま3-0で終了。2試合連続の完封勝利で勝ち点を6に伸ばした。C組もう1試合でブラジルがメキシコに1-0で勝ったため、2位以内は確定しなかったが、30日のメキシコ戦で引き分け以上なら首位通過が決定。負けてメキシコ、ブラジルと勝ち点6で並んだ場合も、得失点差で他チームを大きく上回っており、グループリーグ突破はほぼ間違いない状況だ。

「粘り強く守備をされて、なかなか点が入らなかった。後半、点が入ってみんなの動きがよくなったかなと思う」。そう振り返った吉田監督はメキシコ戦に向けて「出てないメンバーにもチャンスはある」と先発の入れ替えを示唆したうえで「自分たちらしいサッカーをして勝ちたい」と、3連勝でのグループリーグ突破を誓っていた。

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