beacon

元チームメイトのフッキと対決へ、川島「個人的な感情と試合は別物」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 かつてのチームメイトを封じ込める。日本代表GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)は川崎F時代にチームメイトだったブラジル代表FWフッキ(ゼニト)との対戦を前に「昔やっている仲間とこうやって会えるのがサッカーの醍醐味。お互いの国の代表として戦えるのは素晴らしいこと」と語った。

 それでも「個人的な感情と試合は別物」と、試合になれば相手は関係ない。「試合内容で言えばフランス戦とは違う内容になる」と覚悟するように、フッキだけでなく、FWネイマールやMFカカ、MFオスカルら世界トップレベルのアタッカーを並べるブラジル攻撃陣と対峙することになる。

「自分たちが確実に前に進むには必要な試合」と位置付けるブラジル戦。12日のフランス戦は粘り強く耐え、試合終了間際にカウンターから決勝点を奪った。「フランスに勝ったからと言って、フランス戦がすべての答えじゃない。自分たちの中の答えに近づくために何かを見つけないといけない」。フランスに勝ったからと言って、すべてに満足しているわけではない。

 勝利を目指し、自分たちのサッカーでどこまでブラジルと渡り合えるか。「負けていいと思って入る試合は一つもない。自分たちがより進化できることを模索できる試合にしたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

TOP