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4年前のベンチ外から守護神へ…川島「感傷に浸るつもりはない」

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 守護神として日本をW杯に導く。26日のW杯アジア最終予選・ヨルダン戦を翌日に控え、日本代表GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)は「明日の試合に向かうにあたって、みんな準備はできている。いい気持ちで臨むだけ。90分間、タフに戦わないといけない」と集中力を高めた。

 4年前、南アフリカW杯出場を決めた09年6月6日のウズベキスタン戦。当時のベンチ入りメンバーは18人だったため、7人がベンチ外となり、第3GKの立場だった川島もスタンドからW杯出場決定の瞬間を見守った。

「自分の中で感傷に浸るつもりはない。4年前は自分の中で代表が違う位置づけだったとか、余計なことは考えず、90分、(ロスタイムを含めた)95分、集中して戦いたい」。ベンチ外から不動の守護神へと上り詰めたこの4年間を振り返るつもりはない。今は明日の試合、そして来年のブラジルW杯本大会へと、現在と未来だけを見据えている。

「常に予想したことが起こるわけじゃない。(ピッチコンディションの影響で)バウンドもどうなるか分からないし、準備することが大事。予期せぬ状況が出ても、常に同じ気持ちで平常心で臨むことが大事」。どんな事態にも対応し、日本のゴールを死守する。川島の頭の中にあるのは、そのことだけだ。

(取材・文 西山紘平)

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