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香川「ピッチには驚いたけど、それも想定内」

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 もう何にも動じない。つかみ取るべきW杯切符を目指し、最高の集中力で戦い抜くだけだ。

 ヨルダン戦前日の公式練習。試合会場となるキング・アブドゥラ・インターナショナルスタジアムでの非公開練習を終えたFW香川真司(マンチェスター・U)は力強かった。

「ピッチを見て最初はちょっとびっくりしたけど、練習をやるうちに、下が固いとかデコボコしているところがあるとかは問題ないと思えた。ここまで来たらそれは想定内。ピッチ状態やアウェーの観客の厳しさはあるけど、それはアウェーということで気にしない」

 ヨルダン戦ではカナダ戦で見えた反省を生かすつもりだ。

「セカンドボールであったり競り合いで負けないことであったり、そういうところで大きく左右される。でも、だからと言ってびびったサッカーをしてはいけない。そこは自分たちの判断。攻撃ではもっと流動的に、運動量豊富にやりたいし、裏への意識をチームとして持っていかないといけないと感じる」

 W杯切符獲得への必要十分条件はばっちりインプットされた。あとはそれをピッチで表現するだけ。「今日から徐々に集中を上げていく」と言う表情にはすでにほどよい緊張感が漂っていた。

(取材・文 矢内由美子)

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