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イラク戦の先発を目指すハーフナー「毎日がアピール」

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 日本代表は9日、W杯アジア最終予選のイラク戦(11日、ドーハ)に向けたトレーニングを行った。全体練習終了後にも、居残りでシュート練習を続け、鋭いシュートを放っていたFWハーフナー・マイク。この日の練習前に、映像で確認していた対戦相手のイラクについて「セットプレーのときとか、クロスのときのマークとか、結構、外れているので狙っていきたいと思います」と、得点への意欲を見せた。

 今シーズン、所属するフィテッセでは11ゴールを記録。しかし、アルベルト・ザッケローニ監督は、FW前田遼一に絶大な信頼を寄せており、ハーフナーはW杯アジア最終予選の7試合を終えて、ここまで先発がない。すでにW杯出場を決め、15日にはコンフェデレーションズ杯・初戦のブラジル戦が控えている状況で迎えるイラク戦が、大きなチャンスであり、今後につながる一戦となることをハーフナーも自覚している。

「結果を残していくしかないと思っています。ここからW杯前まで一番成長した選手が残ると思うので、そこにしっかり名を連ねられるように、(メンバーに)入れるように、毎日がアピールです」

 そのためのポイントとして「ボールを失わないことと、結果を出すこと」を挙げた。「まずは前線でしっかり攻撃の起点になって、ゴール前でどれだけボールに絡めるか。そういうところの精度をどんどん高めていきたいと思います」と、向上心を見せた。

 仮にハーフナーがイラク戦に出場して得点を決めれば、昨年9月11日のイラク戦(1-0)から日本代表でのゴールがない前田にとっても、良い刺激となるはずだ。公式戦3試合未勝利という状況が続くザック・ジャパンを活性させるためにも、ハーフナーはゴールを狙っていく。
(取材・文 河合拓)

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