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先発濃厚の細貝、世界相手に「自分の色を出す」

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 チャンスは無駄にしない。MF長谷部誠が出場停止となる22日のメキシコ戦はMF細貝萌の今大会初先発が濃厚だ。ブラジル戦(0-3)は後半33分から途中出場。イタリア戦(3-4)は出番がなかった。「外から見ていてもイタリア戦の内容はよかったし、いいリズムを持ってメキシコ戦を戦って、いい形で締めたい」と意気込んだ。

 先発となれば11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(1-0)以来、3試合ぶり。「イラク戦は思うようなプレーができてなくて悔しかった。次、チャンスがあれば、もっと自分の色を出して、チームが結果を残せるようにやっていきたい」。守備的なボランチとしてボール奪取能力はチームでも随一。「ボール奪取のところは、ファウルをせず奪うことを頭に入れたい」。世界の舞台で、長谷部やMF遠藤保仁とも違う自分の「色」をアピールする。

「自分の色を出さないと、このメンバーに残っていくのも厳しくなる」。そう危機感を強める細貝。世界の強豪相手には中盤の守備力も重要になる。今は不動の遠藤&長谷部というダブルボランチを脅かし、1年後に迫ったブラジルW杯に向けて選手層を厚くするためにも。細貝にとってメキシコ戦は消化試合ではなく、世界を相手に自分の存在価値を示す試金石の一戦となる。

(取材・文 西山紘平)

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