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ザックがメンバー入れ替えを示唆も…3-4-3のテストは否定

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 日本代表は21日、ベロオリゾンテのミネイロンスタジアムで公式練習を行い、22日のメキシコ戦に向けて最終調整した。練習前には公式会見が行われ、アルベルト・ザッケローニ監督とMF遠藤保仁が出席した。

 3-4という壮絶な打ち合いを演じたイタリア戦から中2日。「イタリア戦で濃密な試合をした。それからそれほど日にちが経っていない」。そう指摘する指揮官は「今日の練習を見て、全員のコンディションをチェックしたい。対戦相手の状況も見て、どれだけ控え選手を使うか見ていきたい」と、メンバーの入れ替えも示唆した。

 少なくともMF長谷部誠は累積警告のため出場停止。「長谷部はイエローカード2枚で出場できない。彼の代わりにだれかを入れないといけないが、それに加えて、チーム全体のコンディションを見ないといけない」と説明した。

 さまざまな選手に経験を積ませたいからではない。イタリア戦であと一歩届かなかった勝ち点3をもぎ取るために、コンディションのいい選手を使いたいとの意図がある。その証拠にシステムを変更する考えはない。

 3-4-3のオプションを試すかどうかについて聞かれたザッケローニ監督は「フォーメーションを変える意図はない」と明言。「よいスピードで、しっかりと的を絞ってプレーしているときは、いい成果を得ている。明日の試合で変える理由はないと思っている」とシステム変更を否定し、勝負にこだわる考えを強調した。

(取材・文 西山紘平)

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