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有終の美飾る1勝を、遠藤「勝ってコンフェデを終わりたい」

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 日本代表は21日、ベロオリゾンテのミネイロンスタジアムで公式練習を行い、22日のメキシコ戦に向けて最終調整した。練習前には公式会見が行われ、アルベルト・ザッケローニ監督とMF遠藤保仁が出席。「最後の試合となった」。そう第一声をあげたザッケローニ監督は「メキシコに勝ちたいと思っている」と宣言し、有終の美を飾る1勝を誓った。

「十分な勝ち点を得ることができず、準決勝に進むことはできなかった。しかし、明日の試合には関心を持っている。前回の試合でも、伸びていることを見せることができた。ブラジル戦ではうまくいかなかったが、イタリア戦ではいいプレーを見せた。メキシコには勝ちたいと思っている」

 ブラジル戦(0-3)、イタリア戦(3-4)と2連敗し、すでにグループリーグ敗退が決定。対するメキシコも2連敗で準決勝進出の可能性は消えている。しかし、消化試合にするつもりはない。「メキシコには勝ちたい。もちろん、メキシコも勝ちたいと思っているだろうが、どちらも勝つことはできない」。1勝も挙げられずに、大会を去るわけにはいかない。

 イタリア戦で見せた日本らしいサッカーを継続し、自分たちの目指すべき道が正しいことを証明するために、勝利という形で大会を終えることができるか。出場停止のMF長谷部誠に代わって会見に出席した遠藤も「残念ながらグループリーグ突破はできなかったけど、明日も自分たちにとっては大事な試合」と力説。「必ず勝利して、コンフェデを終わりたいと思っている」と静かに闘志を燃やしていた。

(取材・文 西山紘平)

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