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[SBS杯国際ユース大会]U-18代表は全3試合完封、無失点V!

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[8.18 SBS杯第3節 U-18日本代表1-0静岡ユース エコパ]

「最後に点取るという形になりましたけれど、無失点で優勝できたことは良かったと思います」。U-18日本代表のCB三浦弦太(清水)は全3試合無失点で果たした優勝を喜んだ。ウルグアイとの初戦ではGKの好守や相手のシュートがクロスバーに弾かれる幸運もあっての無失点。自分たちにもミスがあり、相手に再三チャンスをつくられた。ただ「それから落ち着いて修正できたところがあると思う。それが一個前の試合でだったり、今回の試合につながったと思います」と振り返ったように、何とか守りきった初戦の内容を糧に、そこからしっかりと立て直して無失点V。10月に始まるU-20W杯アジア1次予選へ向けて自信となる大会となった。

 鈴木政一監督はこの日の試合を振り返り、「静岡選抜さんのオンのプレーヤーのマーキング、ポジショニングが甘いとドリブル突破もあるし、パスの突破もあるしというところではきょう守備のところで厳しくいこうよと。ボールサイドのところで奪おうよというところでは何本かいい切り替えの速さを見せて、もう1回攻撃に行くという場面があったと思う」。この日前線、中盤は前半からハイペースで飛ばして相手に厳しいプレッシャーをかけ、試合の流れを呼び込んだ。FW金子翔太(JFAアカデミー福島)が「前線の選手たちが絶対にやらないといけないこと」と説明したハードワーク。精力的に走り回り、パスコースを限定した。一方で運動量の落ちた後半は静岡ユースのサイド攻撃から危険なシーンをつくられた。前半は中盤のラインで止まっていた相手アタッカー陣は最終ラインと勝負を繰り返すようになった。それでも、ここで三浦、内山裕貴(札幌U-18)の両CBを中心に最終ラインが踏ん張る。そして好守も光っていたMF川辺駿(広島ユース)の一撃によって1-0での勝利を掴んだ。

 三浦は「試合の中でチャンスをつくらせないことが一番大事。その中でも厳しい試合というのが出てくると思うので、ゴール前でしっかり身体を張ったり、まず失点しないことを第一優先に置いて、その中で積極的にチーム全体でボールを奪いに行くということをテーマにしてやってきたので、これからもそれが大事になってくる。後ろから声をかけてチーム全体でいい守備ができればと思います」。今回の静岡ユース戦で出た反省をまた修正してより堅い守りへ。アジアのライバルたちにも得点は許さない。

[写真]三浦は、内山とのコンビで中央を固め、無失点Vに貢献

(取材・文 吉田太郎)

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