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4か月ぶり代表復帰のハーフナー、柿谷の台頭にも平常心

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 約4か月ぶりの代表戦にも平常心で臨む。6月のコンフェデレーションズ杯以来の代表復帰となったFWハーフナー・マイク(フィテッセ)は「いつもどおりマイペースでやりたい。慌ててもしょうがないし、なるべく自分のペースで試合に臨みたい」と強調した。

 1トップのポジション争いは熾烈さを増している。7月の東アジア杯以降、FW柿谷曜一朗が代表に定着し、FW豊田陽平、FW大迫勇也らも台頭。コンフェデレーションズ杯まで代表の常連だったハーフナーとFW前田遼一は一気に押し出され、前田はコンフェデレーションズ杯を最後に招集されていない。

 今回のアウェー2連戦は、ハーフナーにとっても代表生き残りを懸けた重要な意味を持つ。だが、必要以上に焦ってはいない。「みんなタイプが違うし、自分は自分の持ち味を出していきたい」と淡々と語った。

 柿谷については「うまいっすね。練習から見ていても分かる」と、その技術の高さには舌を巻くばかり。とはいえ、「自分とは特長が全然違う」のも確か。ポジションを争うというより、柿谷にはない武器を示し、バリエーションの一つとして自分の存在価値をザッケローニ監督に見せつけることが大事になる。

「自分の特長を試合で出していければいい」。フィテッセでは8試合連続フル出場中。6日のフェイエノールト戦では今季2得点目も決めた。「コンディションは心配ない」。今季スタートからオランダでのプレーに専念してきた成果を久々の代表のピッチでぶつけるつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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