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「夢の国」、「夢のような時間」日本代表への想いを強くした若手選手たち

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 フットサル日本代表は18日、3日間に渡って行われた千葉合宿を終了し、2013年の活動の全日程を終えた。若手を主体としたメンバーに、フットサル日本代表の戦術を落とし込むことを最大の目的にした今回の合宿。充実の3日間を終えて、初招集のGK宮竹晴紀(シュライカー大阪)は「夢の国いるみたいでした」と言い、ベトナム遠征に続いて招集されたFP北嶋佑一(バサジィ大分)も「夢のような時間でした」と、振り返った。

 自身が所属する大阪のドゥダ監督以外から指導を受けるのは初めてだったという宮竹は「当たり前のことですが、『まず前』っていうこと。それが最近はできていなかった」と、ベースが確認できたことを収穫に挙げる。また、ベトナム遠征では試合にも出場したが、じっくりと練習ができていなかったことで、北嶋も「DFの基礎の事。相手の切り方、追い込み方。そこが一番、今回収穫があった」と、個人戦術に幅を持てたことを強調した。

 11月19日から22日の日程で行われたベトナム遠征にも参加していた北嶋は、帰国直後の24日に行われた大阪戦で3-1の勝利に貢献し、試合のMOMにも選出された。日本代表での活動からチームに戻った若手が、飛躍的に成長することは珍しくない。北嶋は「ベトナムから帰ったときも、ちょっと余裕を持てているなというのは自分自身でも感じました」と言い「今回は、もっと良くなっていることを期待しています」と、チームに戻ってからのプレーを心待ちにしていた。

 また、レベルの高い選手がそろって練習ができたことで「こういうフットサルがあるんだって勉強になった」という宮竹は、「ここにまだ(森岡)薫さんとかも入ってくるわけですから、何としても(代表に)残りたいですね」と、日本代表への想いを強くしていた。

(取材・文 河合拓)

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