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4年前は遠かったゴール…W杯初得点目指す大久保「あのときと全然違う」

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 日本代表は12日(日本時間13日)、ベースキャンプ地のイトゥで練習を行った。W杯初戦となる14日のコートジボワール戦まであと2日。練習は冒頭部分以外は非公開で行われ、主にコートジボワールを想定しての攻撃の戦術確認を行ったようだ。

 相手の隙は見逃さない。FW大久保嘉人(川崎F)はコートジボワールのディフェンスの印象について「デカいけど、凡ミスをしたり、ボールウォッチャーになったりしていた」と指摘。ミーティングで使われる映像は、失点シーンなど相手の“穴”をクローズアップする形で編集されているため、すべてをうのみにはできないが、「やられているのはそこだった。クリアミスして失点したり。そういう意味では最後までボールを見失わずにやりたい」と、狙いどころはイメージできている。

 2大会連続のW杯出場となる大久保だが、左サイドハーフのレギュラーを務めていた2010年の南アフリカW杯は、攻撃よりもむしろサイドでの献身的な守備が求められていた。本大会直前の国際Aマッチ4連敗という結果を受け、システムもメンバーも変更し、チームとして守備的なスタイルに大きく舵を切っての16強入りだった。

「4年前は仕方ないという感じだった。実際、勝てなかったし、割り切ってやっていた」。当時を振り返る大久保は「今は監督が4年間、ずっと同じことをやり続けている。あのときとは全然違う」と、日本らしいスタイル、攻撃的なサッカーで挑むW杯に向けてモチベーションを高めている。

「楽しみですよ。攻撃的だし、前(南アフリカW杯)よりはチャンスも増えると思う。そこは楽しみです」。今月9日に32歳の誕生日を迎え、ケーキやハッピーバースデーの歌で祝福されたという大久保。4年前は半ばあきらめていたゴールへの予感も、今回はひしひしと感じている。

(取材・文 西山紘平)

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