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ロシアW杯のアジア5か国、大半が直近1年で監督交代…元J指揮官「期待と現実のギャップ」

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アジアの現状にコメントした元清水エスパルス監督のアフシン・ゴトビ

 日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督が解任されたことで、直近1年間に監督交代を行っていないロシアW杯のアジア代表国はイランのカルロス・ケイロス監督のみとなった。カナダメディア『メトロ』は「W杯が近付いているのに、まだ解任と就任を行っている」と批判的な論調で報じている。

 日本サッカー協会は9日、田嶋幸三会長が緊急記者会見を行い、ハリルホジッチ監督の解任と西野朗新監督の就任を発表した。W杯出場決定後の監督交代は日本サッカー史上初めてのこと。過去に行われたW杯直前の人事変更には成功例がほとんどなく、異例の事態となった。

 だが、アジアではこの1年間、ロシアW杯代表国の監督交代が続発している。韓国は最終予選終盤の昨年7月、ウリ・シュティーリケ監督を解任し、シン・テヨン監督が就任。さらに予選後の昨年11月、サウジアラビアがフアン・アントニオ・ピッツィ監督を起用すると、今年1月にはオーストラリアが現横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督を切り、サウジアラビアを指揮していたファン・マルバイク監督を抜擢した。

 これについて記事では、元清水監督のアフシン・ゴトビ氏がアジアの有識者としてコメントを寄せ、「アジアにはたくさんの理由がある。フレンドリーマッチでのチームづくりに見られる、期待と現実のギャップによるものだ。それがパニックにつながっている」と指摘している。

 一方、日本代表については前向きな意見も。韓国代表を再指揮することになった2005年を振り返り、「サッカーシーンを知っていたこともあり、時間がかからずに助けになれた」と述べ、日本人監督を選んだことに理解を示した。2014年のブラジルW杯では全チームが1勝も挙げられずに敗退したアジア代表。今大会こそ満足のいく結果を導けるだろうか。

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