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「ボールがないところでも飛び込んで…」 18年前の“川島伝説”は今でも健在、母校・浦和東の後輩が熱烈エール

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浦和東高のFW大越來、MF中野音央、GK野本高嶺(左から)

 日本代表GK川島永嗣の母校である浦和東高の選手たちが“偉大な先輩”にエールを送った。4年ぶりの全国入りを目指すチームは10日、総体埼玉県予選の初戦を突破。日本の守護神と同じ舞台に立つため、日々のトレーニングに取り組んでいる。

「練習が終わった後に、ボールがないところでも飛び込んだりして、キャッチングのイメージトレーニングをしていたらしい」「最後まで学校に残って練習して、自分で校門を閉めて帰っていたらしい」――。埼玉の伝統校・浦和東には、卒業から20年近くが経った今でも“川島伝説”が残っている。

「小学校の時からずっと好きな選手だった」というGK野本高嶺(3年)は「努力の量が人とは全然違うし、ああいう舞台に出るにはそれくらいのことをしないといけないんだなと思う」と仰ぎ見る。「先輩という縁もあるし、プレーを真似していきたい」と同じポジションの大先輩に自身を重ねているようだ。

 ゲームキャプテンを務めるMF中野音央(3年)は「練習に取り組む姿勢、努力の量だけでなく、自分で考えてトレーニングをしていたところを見習いたい」と意欲。「自分もプロに入って、日本代表を目指しているので、とても刺激になる」と追い付く意識でトレーニングに取り組んでいる。

 チームの背番号10を背負うFW大越來(3年)は数々の伝説を聞くにつけ、「すごく偉大な人」と感嘆の気持ちを抱いている。だが、アタッカーとしての意地も。「練習からもっと一本一本のシュートを大事にして、努力をたくさんすればゴールを決められると思う」とライバル目線で語っていた。

 ロシアW杯を控えたテストマッチ2試合では、やや精彩を欠く場面も見られた川島。だが、後輩たちは大舞台での活躍を信じている。「精神的な柱として闘ってください」(MF中野)、「たくさんスーパーセーブして、グループリーグ突破してほしい」(FW大越)、「メンタルは誰にも負けないと思う。彼ならやってくれます!」(GK高嶺)。故郷からの心強いエールが背中を押している。

(取材・文 竹内達也)
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