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暑熱対策にPK練習…決勝T以降も見据える西野ジャパン

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練習を終えてダウンするDF槙野智章、DF遠藤航、MF大島僚太

 セネガル戦(2-2)から一夜明けた25日、ベースキャンプ地のカザンで練習を再開した日本代表には気温30度超の厳しい暑さが待っていた。日本と比べれば涼しいロシアにも夏が訪れつつある。

 西野朗監督がトレーニング時間として設定したのは、最も暑い午前11時半からの約90分間。セネガル戦に先発したメンバーは軽く体を動かす程度で引き上げたが、サブ組は強い日差しの下でフィジカルトレーニングやミニゲームを行い、大粒の汗を流した。

 DF槙野智章(浦和)によると、あえて最も暑い時間帯にトレーニングがあったのは、気温30度超が予想されているボルゴグラードでの第3戦・ポーランド戦に向けての暑熱対策だという。指揮官からは第3戦のキックオフ時間である現地時間午後5時の気候イメージを持つために「夕方の試合時間に合わせて少し外に出るように言われた」とも明かした。

 また、この日はセネガル戦のベンチメンバーで、プレータイムが比較的長かったMF本田圭佑とFW岡崎慎司を除く10人(GK含む)がPK練習を行った。DF遠藤航(浦和)によると、攻撃的な選手はこれまでもPK練習をしていたが、全ポジションの選手が行ったのは初めてで、「決勝トーナメントをある程度意識しているかもしれないですね」とのことだ。

 なお、PK練習では槙野、MF宇佐美貴史、遠藤、MF山口蛍、FW武藤嘉紀、GK中村航輔、GK東口順昭が成功。DF酒井高徳、MF大島僚太、DF植田直通はGKに止められた。

(取材・文 矢内由美子)

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