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チームの慢心を戒める岡崎「今の状況は全然安全地帯ではない」

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ポーランド戦に向けて気を引き締めるFW岡崎慎司

 今こそチーム力が問われている。2試合を終えて1勝1分勝ち点4を積み上げた日本代表は28日のポーランド戦(ボルゴグラード)で引き分け以上なら自力での決勝トーナメント進出が決まる。

 ただ、試合当日のボルゴグラードは最高気温35度の予報で、今大会初の中3日という連戦も踏まえ、過去2戦は不動だったスターティングメンバーを変更する可能性もある。ここまで2試合連続で途中出場しているFW岡崎慎司(レスター・シティ)は「総合力を今後見せていかないといけない。3戦目は中3日なので、チームの総合力を含めて重要になる」と表情を引き締めた。

 対するポーランドは2連敗ですでにグループリーグ敗退が決まっている。しかし、ポーランドには2002年日韓大会(韓国:●0-2、ポルトガル:●0-3、アメリカ:○3-1)、2006年ドイツ大会(エクアドル:●0-2、ドイツ:●0-1、コスタリカ:○2-1)と、2連敗したあとに第3戦で勝利しているという日本にとっては不吉なデータもある。

 前日25日には同じように開幕2連敗でグループリーグ敗退の決まっていたモロッコが最終戦でスペインを大いに苦しめ、2-2で引き分けた。後半アディショナルタイムの失点で追いつかれるまでは大金星も目前だった。「昨日のモロッコを見ていると、そう簡単に勝たせてはくれない」。岡崎は自分たちに重ね合わせるように、その試合を見ていた。

「今の状況は全然、安全地帯ではない。それはみんなが理解している。この2試合と同じような入りをしないといけない」。ポーランドはFIFAランキング8位の第1シード。「相手はしたたかなチーム。だからこそFIFAランキング8位にまで持ってきている。この2試合同様、総合力で戦わないといけない」と、チームの慢心を戒めるように警戒を強めた。

(取材・文 西山紘平)

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