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激動の札幌生活…中島翔哉「楽しむことが大事」

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札幌での合宿を振り返ったMF中島翔哉

 日本代表は8日、札幌市内での最後のトレーニングを終えた。合宿がスタートしてから6日間、台風21号の襲来や北海道胆振東部地震の発生など様々な苦難が及んだが、背番号10を任されたMF中島翔哉はサッカーができる喜びを感じているようだ。

 札幌サッカーアミューズメントパークでの練習を終え、中島がはじめに口にしたのは感謝の言葉だった。

「試合はできなかったけど、普通にサッカーをして、食事ができて、ベッドで寝られるというのがありがたい。サッカー選手だから偉いわけじゃなくて、ホテルの人たちが支えてくれて、こうやって生活ができているのを感謝して、次に向かうべきかなと思います」。

 自身が合流したのは合宿2日目。満足なトレーニングができた回数は多くなかったが、同世代のDF植田直通らとのコミュニケーションで笑顔を見せ、ランニングやクールダウンの最中にもしきりにボールを扱おうとする姿からは充実感があふれ出ていた。

 そんな中島は「試合で活躍するということはあまり考えていない」とハッキリと述べる。

「サッカーを楽しむことが大事。その姿勢から誰かが何かを感じ取ってくれるはず」。そう決意を示した中島は、DF槙野智章を中心に明るいムードがつくられている今回の代表について「経験のある選手たちが盛り上げてくれて、良い雰囲気づくりをしてくれている」とほおを緩ませた。

(取材・文 竹内達也)

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