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“左”も磨くDF橋岡大樹「何が起こるか分からない」

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U-24日本代表DF橋岡大樹(シントトロイデン)

 SBとして本来入る位置は右サイド。しかし、五輪本大会で何が起こるかは分からない。U-24日本代表DF橋岡大樹(シントトロイデン)は万全の準備を進めている。

 12日に行われたU-24ホンジュラス戦では後半35分からピッチに立ち、与えられた時間の中で自らの役割を果たした。次戦は中4日で17日にU-24スペイン代表との対戦が控えているが、本大会を迎えると中2日での連戦が続く。コンディション面が重要視されるも、「大丈夫と思っている」と答えた。

「中2日の試合はJでも経験していた。きついというのはあるけど、皆同じ条件なので、大丈夫かなと自分の中では思っている。試合日にも皆で良いリカバリーができているので、良い準備ができていると思う」

 今活動では全体練習後に自主練習する姿が目立ち、「クロスに関しては中に合わせるよりも、スペースを見つける。そこに蹴れば、皆が入って合わせられるので、スペースを意識するようにしている」とクロスの供給役として自身のレベルアップを図っている。

 また、利き足とは逆の左足にも磨きをかけている。右サイドを駆け上がって「切り返しての左足」は当然のこと、「左サイドからのクロス」にも力を入れる。「練習の中でのゲームで左足であまり上げることはない。精度が上がったかは分からないので、練習している」と日々の積み重ねを怠らない。

 自身が左サイドで起用されることは、チームにアクシデントが起きた場合だろう。そして、その可能性はゼロではない。「何が起こるか分からない」からこそ、本大会に向けて万全の準備を続けていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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