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“相棒”冨安のアーセナル移籍をうらやむ吉田麻也「新たな壁を破ってほしい」

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オマーン戦に向けて調整するDF吉田麻也

 “相棒”のステップアップを喜ぶと同時にエールを送った。日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)は、移籍市場最終日にアーセナル移籍が決まったDF冨安健洋について「楽しみだなと素直に思うし、とてもうらやましいなと思う」と率直に語った。

「(日本人選手で)久しぶりのビッグクラブへの移籍。常々、選手がより高いレベルでやらないといけないと言ってきたし、日本のサッカーにとっても大きな新しいチャレンジになると思う」

 19年夏にシントトロイデンからボローニャに移籍した冨安は2シーズンにわたってセリエAで結果を残してきた。次なる舞台はプレミアリーグ。現在、セリエAでプレーする吉田も長年、サウサンプトンで活躍してきただけに、プレミアリーグの難しさはだれよりも分かっている。

「正直、レベルは全然違うと思うし、強度も全然違う。求められる結果も変わってくると思う」。しかもアーセナルは今季、開幕から3連敗。いまだゴールはなく、失点も3試合で9を数える。「現状、アーセナルは状況が良くないし、特に守備面で良くないのでそう簡単ではないと思う」。立て直しの即戦力としても期待されるのは間違いない。

 A代表だけでなく、東京五輪でもセンターバックでコンビを組んできた冨安の現状について「彼本人もここ4、5か月、決して良い状態ではないというのは、僕は隣でやっていてよく分かっているつもりだし、本人もそれは分かっていると思う」と指摘。そのうえで「まずはいい状態に戻して、いいパフォーマンスを出して、チームに貢献して結果を出してほしい。新たな壁を破って、切り開いてほしい」と激励した。

 移籍手続きのため代表合流を見合わせていた冨安は2日のW杯アジア最終予選・オマーン戦(パナスタ)を欠場するが、7日の中国戦に向け、開催地のカタール・ドーハで合流する予定となっている。

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