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森保J、来年5〜6月にテストマッチ4試合実施へ!! 「通例のW杯とは少し違う」本大会直前のマッチメイク厳しく

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 日本サッカー協会(JFA)の反町康治技術委員長が17日、来年6月の国際Aマッチウィークに国際親善試合4試合を行う方針を示した。冬開催のワールドカップ本大会直前にはテストマッチが十分に組めないことが想定され、W杯本大会に向けて重要なシリーズとなる。

 JFAは17日、2022年の年間スケジュールを発表。1〜3月にキリンチャレンジカップ1試合とカタールW杯アジア最終予選4試合、7月にEAFF E-1選手権が予定されている一方、6月と9月に設定されている国際Aマッチウィークの活動は未定のままとなっている。

 もし日本がW杯最終予選でグループ3位に終わった場合、6月の国際Aマッチウィークにはアジアプレーオフと大陸間プレーオフが組まれる。一方、無事にグループ2位以内で本大会出場権を手にすることができた場合は、貴重なテストマッチを設けることができる。

 FIFAは5月30日から6月14日にかけて4試合の“拡大”国際Aマッチウィークを設定。反町技術委員長によると、日本は期間を最大限に活用して4試合を組む方針だ。対戦相手などの詳細については「国内に招いて行うか、海外で行うかは、コロナの状況にもよるがまだ決定していない」と述べるにとどめた。

 冬開催のカタールW杯は11月21日に開幕戦を迎えるが、各国リーグ戦は11月12・13日ごろまで続く予定。反町技術委員長は「今までの通例のW杯とは少し違うので、ヨーロッパの選手はギリギリまでシーズンを戦っている選手が多いことを考えると、事前の試合はできても1試合だと考えている」と展望を明かし、6月と9月の国際Aマッチウィークを有効活用する姿勢を示した。

 なお、国内ではオミクロン株の感染例が次々報告され、天皇杯でも感染者が出るなど、国際試合の防疫措置も予断を許さない状況が続いている。来年初旬にはキリンチャレンジ杯ウズベキスタン戦、W杯最終予選の中国戦・サウジアラビア戦をいずれもホームで開催予定。反町技術委員長は「私も心配している。これはあくまでも政府方針に従うしかないし、最終予選の試合は必ず行わないといけない使命もある。どこかで結論を出してやっていくしかないのが現状」と厳しい表情で語った。

(取材・文 竹内達也)
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