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最終予選2G1AのMF伊東純也「麻也くん、トミがいないから負けたと言われないように」

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MF伊東純也(ゲンク)

 日本代表MF伊東純也(ゲンク)が26日、カタールW杯アジア最終予選・中国戦の前日オンライン取材に対応した。11月の最終予選では2試合連続ゴールで連勝に大きく貢献。「自分が取ってやるという気持ちは常に持っている。直接ゴールに関わるのが仕事だと思っているので、得点やアシストでチームに貢献できれば」と意気込みを語った。

 伊東はW杯最終予選に入り、出場停止の第3戦・サウジアラビア戦(●0-1)を除いて全試合先発出場。第2戦・中国戦(○1-0)でアシスト、第5戦・ベトナム戦(○1-0)と第6戦・オマーン戦(○1-0)では得点を挙げ、得点力不足にあえぐ森保ジャパンの攻撃を牽引している。

 それでも自身の立場については「チームの核になっている実感はない」と謙虚な姿勢。その一方で「上の年齢になってきているので、チームでも代表でもそうだけど、プレーで引っ張っていきたいと思う」と述べ、守備の要のDF吉田麻也とDF冨安健洋を欠く試合に向けて「麻也くん、トミがいないから負けたと言われないようにしたい。代わりに出る選手はチャンスだし、誰が出ても勝てるようにしたい」と意地ものぞかせていた。

 所属チームでは「(年初に)コロナにかかってしまって練習がそんなにできなかったりしたことがあったので、コンディション的には自分のパフォーマンスに納得していない」と述べつつも、直近3試合で2ゴール2アシスト。コンスタントに結果を出しており、W杯予選でのプレーにも期待がかかる。

 今回の対戦相手の中国は新監督が就任し、メンバー選考を抜本的に行っていると伝えられるなど戦い方は未知数。それでも伊東は「相手が4バックで来るか5バックで来るかわからないけど、両方想定してやりたいなと思っている。自分たちがうまくやればどっちでもきてもチャンスは多く作れると思うので、チャンスを多く作って決め切ることが大事だと思う」ときっぱり。前回の対戦同様、相手の戦術を凌駕する突破力で中国を破っていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)
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