[1.27 W杯最終予選 日本2-0中国 埼玉]

　森保一監督はセンターバックに“川崎Fコンビ”を抜擢した。日本代表はキャプテンDF吉田麻也(サンプドリア)とDF冨安健洋(アーセナル)という不動のセンターバック2枚を欠く緊急事態に、DF谷口彰悟(川崎F)とDF板倉滉(シャルケ)のコンビを先発起用。川崎Fの主将CB谷口、川崎F出身で現在はシャルケで活躍を続ける板倉は揃って最終予選デビューとなったが、安定感のある守備で無失点に抑え、勝利に貢献した。

　森保監督は谷口&板倉コンビを「息が合っている」と指摘。「一つのボールの動きに対して、状況に対して、お互いのイメージが合っているなということを試合の中で見させてもらった」としつつ、「今2人ができるベストをお互いの関係で表現してくれたと思う」と評価した。

「2人とも非常に落ち着いて試合の入りからプレーしてくれたし、ビルドアップのところでも相手を止めるディフェンスのところでもチームをコントロールしながら、かつ個の局面で相手を上回る部分、うまさと強さを見せてくれたと思う」。中国戦のパフォーマンスをそう称えた指揮官は「2人とも最終予選に初出場とはいえ素晴らしい経験を今までしてきている。普段やっていることに自信を持ってきょうの試合に臨んでくれた」と信頼を口にした。

　吉田&冨安コンビとの違いを聞かれると、「違いがというよりも、高いレベルで、代表のコンセプトの中できょうの谷口、板倉の2人も表現してくれた」と森保監督。中4日で迎える2月1日は首位サウジアラビアとホームで対戦する。W杯予選突破に向けた大一番。「また別次元の高いレベルで戦うことを覚悟して準備したい」と引き締めた。

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