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「自分がどこまでできるのか知りたいです」。17歳FW福田師王はU-19、U-21代表で世界との戦いを欲する

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U-19日本代表候補のFW福田師王(神村学園高)は結果を残し続けて世界へ

[2.27 練習試合 U-19日本代表候補 0-3 関東大学選抜 高円宮記念JFA夢フィールド]

 神村学園中3年時の2月に初めてU-17日本代表に選ばれ、JENESYS2019 青少年交流大会に出場。U-19ラオス代表やU-17マレーシア代表、U-19東ティモール代表と戦い、優勝に貢献した。ただし、17歳の注目FW福田師王(神村学園高)が海外の代表チームと戦ったのはこれが最後。昨年はU-17、U-18日本代表候補と日本高校選抜で活躍したが、コロナ禍によって海外チームと戦う機会に恵まれていない。

 それだけに、福田は今年9月に開催されるAFC U20アジアカップ予選、そして来年のAFC U20アジアカップとU-20ワールドカップで世界と戦うことを求めている。また、上の世代のU-21日本代表に“個人昇格”し、より高いレベルのDF、GKからゴールを奪うことも目標だ。

「もちろん結果を残して(メンバーに)入るつもりですし、自分はまだ全然足りないと思うので練習したいです。世界の強度とか、プレースピードを全然知らないので知りたいですし、自分がどこまでできるのか知りたいです」。昨年はインターハイとプリンスリーグ九州で得点王。高校年代の公式戦でゴールを量産し、年代別日本代表としても活躍してきたが、自分が世界との真剣勝負でどこまでできるのか挑戦、体感したいという気持ちが強い。

 今回は1歳年上の世代であるU-19日本代表候補合宿に参加。福田は「ここでしっかりと結果を残して、もっと上に挑戦していくことを常に考えていますし、毎試合結果を残して、(昨年、17歳でU-22日本代表入りした)チェイス・アンリみたいに飛び級で上に行きたい」という思いを持って合宿に臨んでいる。

 その初日は関東大学選抜との練習試合。2本目に1トップとして出場した福田は、大学生DFに対して自分から身体をぶつけに行ってボールをキープし、駆け引きして裏を狙うなどゴールを目指した。12分には右のMF笠柳翼(長崎)からの絶妙なラストパス。これを1タッチで仕留めようとしたが、シュートは枠右へ外れてしまった。

「もっとああいう時に工夫できるように。トラップしたり、ちょっとボディフェイント入れてGKをずらしてコース作ったり、そういう工夫が足りませんでした。もっとボールを触って攻撃の起点になることもできたし、FWとして点にもっとこだわりたいです」。12分の決定機の他にもクロスに飛び込もうとするシーンなどがあったが、無得点で45分間を終了。後半3得点を挙げた大学生との「決定力の差を感じました」と悔しがった。

 昨秋の足首の負傷が長引いた。だが言い訳せずに、怪我は関係ないと言える結果とプレーを求めている。そのために、自分のできることを一生懸命やり切って結果を残すだけ。ゴールを決めても、チームを勝たせるような活躍をしても「まだまだ」と繰り返してシュート練習を重ねてきたストライカーは、この日の悔しさも力にして次の結果に繋げる。

 下級生ながら“高校ナンバー1”“半端ない”と表現されてきたストライカー。現在、J1の複数クラブが争奪戦を繰り広げているFWは、本気で目指す目標がある。「(将来の目標は)世界で活躍する選手です。しっかり日本代表になって、ワールドカップで優勝するために自分の点でチームを勝たせることだったり、一人の大人としてピッチ外でも尊敬される選手になりたいです」。年上相手でも必ず1試合1得点以上――。今年、将来の目標へ大きく近づく一年にする。

(取材・文 吉田太郎)

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