beacon

パリ五輪世代のU-21日本代表が接戦制して連勝! 斉藤光毅が股抜き先制弾、山本理仁がスーパーボレー弾

このエントリーをはてなブックマークに追加

U-21日本代表が連勝達成

[3.26 ドバイ杯U-23第2戦 U-21日本 2-0 U-23カタール ドバイ]

 パリ五輪世代のU-21日本代表は26日、アルマクトゥームスタジアムで行われたドバイカップU-23の第2戦でU-23カタール代表と対戦した。MF斉藤光毅(ロンメル)とMF山本理仁(東京V)のゴールで、2-0の勝利。今大会連勝を達成した。2試合を終えた日本は、29日に順位決定戦を行う。

 大岩剛監督体制の初陣となった23日のU-23クロアチア代表戦は1-0で勝利。連勝すべく、26日の第2戦でU-23カタールに挑んだ。初戦から先発メンバーを8人変更。DF半田陸(山形)、斉藤、MF甲田英將(名古屋)が引き続きメンバーとなった。

 日本は4-2-3-1の布陣を敷き、GKは小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)。4バックは右からキャプテンを務める半田、DF鈴木海音(栃木)、DF木村誠二(山形)、DF加藤聖(長崎)が並ぶ。ボランチ2枚はMF松木玖生(FC東京)とMF川崎颯太(京都)。2列目は右に甲田、トップ下にFW荒木遼太郎(鹿島)、左に斉藤が入る。1トップはFW細谷真大(柏)となった。

 序盤から積極的に攻め立てる日本。前半5分、甲田が右サイドからドリブルを仕掛け、相手選手に止められるが、こぼれ球を荒木が後ろに戻し、川崎が左サイドの斉藤にダイレクトでパスを出す。斉藤はPA左からカットインをして、右足シュート。ゴール右外に外れたが、早々にファーストシュートを打ってみせた。

 カタールは前線からプレスを仕掛け、日本のミスを誘発する。しかし、前半12分には加藤が左サイドから浮き球パスでチャンスを創出。斉藤が左サイドを駆け抜けてPA中央に折り返すが、荒木のトラップは収まらず、シュートまで持っていけない。

 その後はしばらくカタールがボールを保持し、決定機を連発。前半18分にはカウンターでピンチに陥るが、鈴木海が素早くカバーし、ボールを奪い取る。同27分には相手の攻め気を突いて反撃。小久保のロングフィードから甲田が右サイドでドリブル突破。カットインからの左足シュートは惜しくもゴール枠外に外れた。

 前半28分、日本は前半最大のチャンス。相手のビルドアップを松木が中盤でカット。すかさず浮き球パスで最前線に送ると、細谷が左横にパスを出す。斉藤がPA左に入り、鋭いシュート。しかしゴール左ポストを叩き、枠を捉えなかった。同39分にはカタールのFKのチャンスからDFモハメドエマド・アヤシュにヘディングシュートを打たれる。小久保が好反応ではじき、ボールはポストに当たって枠から外れた。

 前半はスコアレス。日本は徐々に押される展開となったが、しのぎきって無失点で後半に折り返した。

 だが、日本は後半開始から一気に攻勢を強める。後半4分、荒木が右サイドでボールを収めると、相手選手を引き付けて、右サイドの縦にパス。ノーマークで反応した半田がPA内に折り返し、PA中央に詰めた甲田が左足ダイレクトで合わせる。相手に阻まれたが勢いはそのまま、同8分に均衡を破る。

 日本は自陣近くの右サイドからスローインで再開。ボールは右サイド縦方向に流れていくと、細谷が反応して加速する。右サイドライン際から豪快な右足クロスを上げ、PA内へ。斉藤が収め、ボディフェイントで相手DFを揺さぶりながら右足シュート。股下を抜き、ゴール左に流し込んだ。

 1-0と先制に成功した日本は後半9分にも決定機。荒木のスルーパスから甲田が最前線を抜ける。甲田はそのままPA中央に進入。だが、2度放ったシュートはそれぞれ相手GKに阻まれた。同19分には2枚の交代カードを切る。甲田と川崎を下げ、MF松村優太(鹿島)と山本が入った。

 攻勢を強める日本は引き続きチャンスを作る。後半22分、左サイドの加藤のパスを受けた山本がPA左でノーマークに。強烈な左足シュートは相手GKに阻まれる。同26分には左サイドで斉藤との連係から加藤がPA左へ。クロスではなく、相手の虚を突く左足シュートを放ったが、わずかにゴール左外に外れた。

 日本は後半31分に3枚替え。荒木、斉藤、松木に代えて、FW鈴木唯人(清水)、FW藤尾翔太(徳島)、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)を投入。4-4-2の布陣で、細谷と藤尾が2トップを組み、鈴木唯は左サイドへ。藤田はそのままボランチ2枚の一角に入った。

 そして、日本は後半41分に価値ある追加点。左CKを鈴木唯が蹴り込むが、相手選手に跳ね返される。浮き球はワンバウンドしながらPAライン上に向かうと、山本がジャンピングボレー。豪快なシュートをゴールに突き刺し、チーム2点目とした。

 2-0と点差を広げた日本は後半44分、加藤に代えてDF内野貴史(デュッセルドルフ)を入れる。そのまま完封で試合を守り切って試合終了。見事連勝を達成した。

▼ドバイカップU-23 2022特集ページ

TOP