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“新3ボランチ”に長友右SB起用…森保J、ブラジル戦へ4-3-3戦術練習フルオープン

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 日本代表は4日、キリンチャレンジカップ・ブラジル戦(6日・国立)に向けて千葉県内でトレーニングを行った。終盤にはハーフコートでタッチ制限付きのミニゲームも実施。主力組とみられるチームが4-3-3の布陣を組み、ブラジルを想定した4-4-2のサブ組に挑む戦術練習をすべて報道陣に公開した。

 先発出場した2日のパラグアイ戦(○4-1)で左もも裏に違和感を覚えたFW浅野拓磨(ボーフム)、プレミアリーグ終盤戦でもも裏を痛めていたDF冨安健洋(アーセナル)が別メニュー調整。これまで制限付きの合流だったMF守田英正(サンタクララ)もフルメニューに加わり、25選手が全体練習に参加した。

 選手たちはフィジカルメニューやボール回しで身体を温めた後、タッチ制限付きのポゼッション練習を実施。その後、ハーフコートでのミニゲームに移行した。主力組とみられるチームは4-3-3、サブ組とみられるチームは4-4-2(4-2-3-1)の布陣を組み、ブラジルを想定した戦術練習となった。

 1本目の主力組はGKに権田修一(清水)が入り、4バックは右からDF長友佑都(FC東京)、DF板倉滉(マンチェスター・C)、DF吉田麻也(サンプドリア)、DF中山雄太(ズウォレ)。3センターはアンカーにMF遠藤航(シュツットガルト)が構え、インサイドハーフは左にMF田中碧(デュッセルドルフ)、右にMF原口元気(ウニオン・ベルリン)。ウイングは左がMF南野拓実(リバプール)、右がMF伊東純也(ゲンク)、トップにはFW古橋亨梧(セルティック)が入った。

 対するサブ組は4-2-3-1の布陣。GKにはシュミット・ダニエル(シントトロイデン)が入り、4バックは右からDF山根視来(川崎F)、DF谷口彰悟(川崎F)、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)、MF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ)。ダブルボランチは守田とMF柴崎岳(レガネス)が組み、サイドハーフは左がMF久保建英(マジョルカ)、右がMF堂安律(PSV)。トップ下はMF鎌田大地(フランクフルト)で、1トップにFW上田綺世(鹿島)が入った。

 1本目は伊東がやや低い位置を取って5バック気味になる場面や、田中と原口がハイプレッシャーに行ってウイングが外方向のパスコースを切る場面が見られ、ブラジル戦に向けて実践的な練習となった。

 また2本目では原口と田中に代わって守田と柴崎が主力組に移り、これまでの3ボランチとは違うユニットを次々にテスト。サブ組は鎌田に代わってFW前田大然(セルティック)が入った。GKも権田から川島永嗣(ストラスブール)、シュミットから大迫敬介(広島)に代わった。

 ミニゲームは短時間で強度を上げて行い、終了後には各自居残りトレーニングに励んだ。ブラジル戦まであと2日。過去2分10敗と一度も勝ったことのないサッカー王国に対し、森保ジャパンが最終調整に入っている。

 布陣は以下のとおり

【1本目】
▼ビブスなし(主力組)
     古橋
南野 田中  原口 伊東
     遠藤
中山 吉田  板倉 長友
     権田

▼ビブスあり(サブ組)
     上田
久保   鎌田   堂安
   守田  柴崎
三笘 伊藤  谷口 山根
    シュミット

【2本目】
▼ビブスなし(主力組)
     古橋
南野 守田  柴崎 伊東
     遠藤
中山 吉田  板倉 長友
     川島

▼ビブスあり(サブ組)
   上田  前田
久保        堂安
   田中  原口
三笘 伊藤  谷口 山根
     大迫

(取材・文 竹内達也)
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