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出場停止明けのU-21日本代表MF三戸舜介、3位決定戦・豪戦での躍動狙う「自分みたいなすばしっこいのが生きる」

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MF三戸舜介(新潟)

 U-21日本代表は18日、U23アジア杯3位決定戦でオーストラリアと対戦。17日には今大会最後の練習が行われた。9日のグループリーグ第3節で退場処分となっていたMF三戸舜介(新潟)はオーストラリア戦で出場停止が明ける。「自分が一番動ける。得点やアシストでチームを救いたい」と意気込みを語った。

 U-21日本代表は15日の準決勝・ウズベキスタン戦で0-2と敗戦し、決勝進出を逃した。開幕から中2日が連続しており、さらに4選手が新型コロナウイルス検査で陽性判定を出すなど、出場する選手たちの疲労は溜まる。試合開始から足は重く、プレーの精彩を欠いた。攻撃陣はシュートまで持ち込むことができず、相手に隙を突かれて2失点。そのまま優勝への道は閉ざされてしまった。

 三戸は敗れた仲間の姿を遠くから見守ることになった。9日のグループリーグ第3節・タジキスタン戦で先発出場も、レッドカードで退場。2試合の出場停止処分となり、12日の準々決勝・韓国戦、15日の準決勝・ウズベキスタン戦はプレーができなかった。「申し訳ないという気持ちが一番」と悔しさをにじませた。

 最後の出場チャンスとなる3位決定戦には意欲を燃やす。「自分が一番動ける。疲労もないし、得点やアシストでチームを救いたい」。ここまで勝ち抜き、自身に出場機会をもたらした仲間には「みんなが勝ってくれて、ここまで持ってきてくれて感謝している」と口にする。

 対戦相手の印象は「でかいですね」と語る三戸。164cmの小兵は、その強みを生かすべく、自信も垣間見せる。「自分みたいなすばしっこいのが生きる試合。(疲労は)日本もだし、相手もある。そこで自分が違いを出せたら」。今大会最終戦、そして自らの復帰戦で活躍を誓った。

 U23アジア杯3位決定戦は日本時間18日午後10時に試合開始となる。

(取材・文 石川祐介)
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